2017年11月12日日曜日

C-BTEに取り組ませて頂いて

新たなラベルを追加します。C-BTEパラダイムを理解し、そして実際に聖徒を建て上げ、神の家族教会の建て上げに取り組みつつ、主の宣教大命令に応えている方々の証言です。今回は、今は亡き故鈴木真牧師のもとでC-BTEパラダイムについて理解を深めた松原智牧師の証言です。

故鈴木真牧師は特に「3.11東日本大震災」において私どもが立ち上げた「災害復興支SBSネットワーク」の取り組みに共鳴していただき、被災地支援活動において共に労した同労者の一人です。先生が推進する「イザヤ58ネットワーク」は私どもの支援活動においても実に大きな力になっていただきました。その支援活動と共に理解を深めてくださったのが私どもの進める「C-BTEパラダイム」です。そして先生は腎臓癌を患う身となり、治療を専念しながらも被災地に足を運んでくださいました。しかし2015年9月に天に召されました。何よりも先生がC-BTEパラダイムを解しただけでなく、次世代のリーダーにしっかりと継承されたことに敬意を表したいと思います。


C-BTEに取り組ませて頂いて

20171120
福音伝道教団笹塚キリスト教会
松原 智

私が現在、牧会させて頂いております、福音伝道教団笹塚キリスト教会は、1975年、福音キリスト教会の開拓伝道としてELI(英会話学校)と協力して初台で教会活動を開始し、1977年に渋谷区笹塚1丁目のビル1階のテナントに移り、笹塚伝道所となりました(「福音キリスト教会笹塚チャペル」)。
福音キリスト教会(主管牧師:村上隆一師)は『信徒が信徒を生み、教会が教会を生み出す』と言うコンセプトのもと、『30人を越えたら、半分が開拓に出る』と言う思いを持ち、ピーク時は15チャペル(牧師は、多い時で7)を有し、普段は、それぞれのチャペルで、15-30人の礼拝を行い(信徒説教者も多数いました)、定期的に全チャペルが集まり、合同礼拝を行い、250人を超えていました。
そのような中、私は笹塚チャペルの働きを通してイエス様を信じ、高校生の時は開拓にも出させて頂き、その後、笹塚に戻り、大学生の時には礼拝説教も担当させて頂くようになりました大学卒業後、臨時教員を経て、教会スタッフになり、教会に仕えながら聖契神学校で学びました。
そして1999年、神学校を卒業と同時に、福音キリスト教会から自立させて頂き、『笹塚キリスト教会』を7名ほどのメンバーと設立させて頂きました。
現在、礼拝出席は30人前後で、お友達・中高生・関係者を合わせても50人に満たない小さな教会ですが、私たちの教会はC-BTEの学びを取り入れさせて頂き、神様による変化を体験させて頂いています。

C-BTEの学びを始めるきっかけは、故鈴木 真牧師(戸塚めぐみキリスト教会)でした。鈴木先生は私の霊的メンターの一人であり、その鈴木先生から2012年、C-BTEの学びの手ほどきをして頂き、それが基となり、現在に至っております。
特に、現在、私達が、神様によって体験させて頂いている変化について分かち合わせて頂きます。
Ⅰ、まず教会の中で、最もこの学びを通して神様に取り扱われたのは私であると思っています。鈴木先生から教えて頂いた後、自分でC-BTEのテキストを学び始め、それを通して『家族を大事にする』と言う事を神様に教えて頂き、結果、実家に移り住み、両親の介護をするようになり、両親が救いに導かれました。また、家内との関係においても、もっと愛を実践することの必要性を神様に教えて頂き、以前は全く家事をしなかった私が、今では週1回は必ず夕食を作るようになりました。それと共に、それまでは『仕事』、つまり『教会の働き』中心であった私の価値観も変えられ、家族との時間を祈りつつ確保するようになりました。
Ⅱ、教会としては20134月から取り組み始め、現在に至っています。
1)最初は、3グループで合計12人が学び始め、現在は4グループで合計12(入れ替わりはありました)が学んでいます〔①日曜午後コース~現在:第三シリーズ2冊目【4人】、②水曜午前コース~現在、第三シリーズを全て終え、Life-n【2人】、③水曜夕方コース~第一シリーズを終えて、現在、インターバル中【2名】、④金曜夜コース~現在、第三シリーズを全て終え、Life-n【4人】)。それぞれ、月2回のペースで1課ずつ進めています。*現在、新たに2人の方が学びたいと言っており、少し待って頂いています。
2)私達の教会は、設立10年目の2008年、『エズラ・プロジェクト』という名称で、会堂建築を目指し、話し合い、日曜日の礼拝前の1030分から『エズラ祈り会』を開始し、2013年、教会でC-BTEを導入し、その中で『会堂建築は教会形成の一つの実』と位置づけ、まず教会形成に力を入れ、C-BTEを学び続け、遂に今年8月、無事、会堂が完成しました。
3)学んでいる12人の方たちの中にも変化が生じています。ある家庭は、この学びをする事を通して、家庭礼拝をしっかりするようになりました。また、学んだ全員が、この学びを通して、家族、そして家族の家族である教会を大事にするように変えられています。感謝な事にクリスチャンホームの多くのお友達は信仰が明確になり、教会での奉仕もエンジョイしています。特にLife-nを学んでいる人達は、今までの仕上げであり、新たなスタートといった意識が与えられ、この後、『基本原則を教える 基本原則シリーズを指導するための基本原則』を学び、新たに第一シリーズから、新しい人を加えて学ぶ予定です。

以上の様な変化を味わいつつ、今、新たな変化を体験しようとしています。私たちの教会では、教会員の方の自宅で、集会を調布と蒲田で行っています。それぞれ笹塚からは電車・車などを用いて、1時間くらい離れた所で、それぞれのクリスチャンホームのお友達がお友達を家に誘い、そこで教会学校を始め、その子達が現在、中高生となっています。調布は月1回、ユース集会を行い、10人前後の出席があり、婦人の為のゴスペル・クワイヤーもあり、関係者は全部で30人ほどいます。また、蒲田も、年4-6回、ユース集会をこない、10名前後の出席があり、関係者が20人ほどいます。そして、それぞれ家を開放して下さっているご夫妻は、C-BTEの学びを行っておられます。
願いとしては、5年以内に調布で教会開拓を行い、出来れば、その後、蒲田でもと祈っています。これも、C-BTEの学びを通して神様から導かれている事と確信しています。

私達は、続いてC-BTEを用いさせて頂く中で、「パウロのサイクル」を実践させて頂きたいと、心から願っています。